shino-jiのスマホ日記

手持ちのスマートフォンやその周辺機器、アプリの使用感などを取り上げるブログです。

BeamProが活躍

 複数のPalmを持つと、データの同期の問題は避けて通れません。母艦とのHotSyncですべてが同期できるかというと、例えばPowerRunで外部メモリに逃がしているデータをカバーすることは出来ませんし、増して、私のようにクリエNXとPalmTXとなると母艦との同期は深刻。母艦側でHotSyncする内容を選択することも可能ではありますが毎回チェックを入れたり外したりするのも面倒なものです。
 そこで活躍しているのが
BeamProhttp://www.ecamm.com/palm/beampro/
以前、2台のクリエNXを同期させる目的で手に入れていたアプリ。クリエNXですとCFスロットがついていますので、コンパクトフラッシュに同期させたいファイルをコピーしてファイルを移した方が楽になりまして、このBeamProが実際活躍する場面がほとんどありませんでした。
 しかし、クリエNXとPalmTXの同期となると話は別です。SDカード用のCFアダプタがあるとは言え、SDカードを抜き差しするのは、これまた面倒ですし、何より末永くPalmTXを使いたい神経質な私には何だかスロットをすぐに傷めそうで精神的によくありません(ってこれはこだわりすぎですが)。 
 さて、このBeamPro、まず起動すると本体内のファイルと外部メモリ内のファイルの一覧が表示されます。今どき、カラサポートしていない結構無愛想な感じの表示ですが、外部メモリのファイルにはメモステっぽいカードの絵が表示されますので、どれが外部メモリのファイルかは分かるようになっています。その中から、送りたいファイルにチェックを入れます。アプリ、データ、Hackソフトなど右上のドロップダウンメニューで絞り込みも可能。便利なのがクリエータIDによるフィルタリングで、これでNoteStudioなど、関連ファイルが多い場合は一発でチェックを入れることが可能です。
 PIMに関してはデータを丸ごと送ることも出来ますが、予定表の項目ごと、アドレスの件名ごと、メモ帳の個々のメモを選択して送信することも可能です。画面上部に表示されるタブによってPIMの項目の表示の切り替えが出来るようになっています。ただ、ToDoだけはToDoDBを選択して送る以外、項目ごとの選択は出来ません。
 私は定期的には、ほぼ一週間に一回、PIMデータとDayNotez、それにGetDailyのデータをクリエNXからPalmTXに送るようにしています。これ以外で大切なデータはその都度、送るようにしていますけれども、ワイヤレスで結構スムーズにデータの送受信が出来ています。
 ただ、外部メモリにデータを送りたい時に手間がちょっとかかります。選択した送信側のファイルはすべて、一端受信側のPalmに送られます。その後、受信側でまず『データを受信するか』の確認ダイアログが出て、OKを選択すると、そのデータを『本体に入れるか、外部メモリに入れるか』の選択をするダイアログが続きます。この際、あらかじめどちらに受信するかは設定しておくことも可能。ここで不満なのが、外部メモリにファイルを移す際に、ファイル毎にフォルダの切り替えが出来ない点。一端、指定したフォルダにすべてファイルを入れた後、ファイルマネージャーで、再度ファイルを移したいフォルダに移動させなければなりません。特にPowerRunで外部メモリに移しているデータはアプリ毎にフォルダが異なりますので、異なるアプリの複数のデータファイルの上書きはこのBeamProでは出来ないのです。
 そうは言っても、全体としては私のニーズには応えてくれているアプリ。今では欠かせないものの一つです。