クリエ撤退表明より一年

　私の記録を見ると昨年の今日、Sonyが市場からクリエを完全撤退することを表明して衝撃を受けたことが残されています。一年前のこの日を境に『教育現場にクリエを』という夢が砕けたわけです。まあ、クリエが撤退しなくても教育現場に実際にクリエならずともPalmを導入するにはハードルが高すぎる部分が多くて実際にはなかなか難しかったと思います。
　まず、Palmを使える教員がどこまでいるのかという問題。あとはコストの問題と、実際に教育に使えるソフトがフリーでどこまで手に入るのかという問題もあります。米国ではMITなんかがお互いのPalmの情報をビームでやりとりして学習出来るフリーソフトを開発したりしていますが、さてさて日本の学校だとそれが使えるのかやっぱり難しいだろうと思います。夢は夢としてあれから一年が経つんですね。
　この間、クリエの話題がどんどんサイトから減って来て、今やクリエを名乗るサイトでもクリエを語らずという（批判ではありませんよ）状況になっていますし、私もClie日記としていますが、中身はPalmware冒険記みたいなものですからクリエそのものを語っている訳ではありませんのでこの辺、人のことは言えないわけであります。
　しかし実際には中古のクリエユーザーの方もいますし、SonyがPalmから手を引いたとは言え、まだまだクリエは健在なはず。それを考えるとクリエで使えるPalmwareの紹介は続けていく意味はあるのかなとも思います。撤退表明より一年、そろそろ私も幕を下ろす頃かなとふと感じるこの頃ではありますが、やめようかなと思うとPalmwareが新たにアップされ、休もうかなと思うと新しいPalmwareが甘く誘って来る。やはりクリエとの付き合い、そしてこのブログもPalmwareの話題が明るい以上は続けられそうかな？