shino-jiのスマホ日記

手持ちのスマートフォンやその周辺機器、アプリの使用感などを取り上げるブログです。

Treo700pの感想

 こんなタイトルのエントリーがPalmユーザー間で賑わっていたのはもう3年ほど前のことでしょうかね。そんなことお構いなしに、ここ5日間ほど使用してみての感想を綴ってみたいと思います。
 その前に、いろんなサイトにお邪魔してみましたが、Treo700pに関する良い話題が少ないんですね。これは予想外でした。しかもTreo650よりも若干遅いとか、バッテリー持ちが悪くなったとか、あるいは重くなったとか、むしろマイナス評価が目につきます。ここで言うマイナスというのはマシーンの性能に対してではなく、期待していた割にはあまりTreo650からの変化がないという意味でだろうと思います。プラスの評価としては、内蔵メモリがTreo650より劇的に増えた点と画面がキレイになった点。あとカメラの画素数が増えたことぐらいかな。
 デビュー当時は、10万円近くの販売価格で、同時にTreo650が安く手に入るようになったということで、Treo650の方がお勧めという声もあったようなぐらい。あとたて続きにその当時安価でアンテナの無い新しいデザインのTreo680が出て来たことも影響したんでしょうね。Treo680はバッテリー問題でかなり騒がれましたし、モッサリ感が不評のようでそうした話題の中にTreo700pが埋もれてしまったのかも知れません。いやそもそも入手された方が少なかったのかも・・・。
 まあ、いろいろ考えられますが、全般的にTreo650の話題に比べると圧倒的にTreo700p情報が少ないというのが、手に入れる前からの印象でした。
 さて、入手して早速にATOK、JaPon、PoBOXで日本語化を施して、次にDBCache対策でResetDoctor、CleanStart、OffFlush、最後にUncacheを導入。Uncacheのレジストコードがやっと昨日、Dmitryさんに直接問い合わせメールをして届きました。
 あとUDMHを導入してテキスト編集アプリのPamGoroが動作することを確認。ClipProの安定度を調べるために一時的に導入してみましたが、不安定になるので代わりにFDALを入れたところまでは昨日までの記事でご報告したとおりです。
 その間、RescoBackupProで、Treo650のバックアップを慎重にTreo700pに移植していき、ほぼTreo650での使用環境をTreo700pで同様に構築することが出来ました。
 さて実際ここ数日Treo700pを使用してみてTreo650と比較しての感想なんですが、まず、キーが打ちやすくなったこと。キーボードそのものも軽くなった感じがしますし、サイドボタンが使いやすくなりました。あと、何よりも内蔵メモリが大きくなったこの点は実に有り難い。MSMountが必要なくなりましたのでアプリを本体に入れ直し、まあPowerRunで外部メモリに逃がしていたアプリをいくつか本体に入れたりしても、この時点であと32MBも空きがある!まあ、PalmTXだともっとありますのでさほど驚きはないのですが、Treo650と比べるとかなりのものです。
 動作についてはTreo650の時から同じようにDBCacheのクリアをアプリの起動毎にさせていますけど、劇的に動作速度が上がったとか下がったいう印象はありません。
 でも一方でちょっと不便に感じた点もいくつか。
 メニューキーの場所が異なりますので、これは[ミニーさんのATOKを更に快適にするを参考にKeyQuickの設定で解決。
 ところが、ボタンからアプリの起動が出来るMultiLuncherをオンにするとJaPonの機能のメニューキーに新たに設定されたグリーボタンの二度押しでコマンドバーが表示されなくなっちゃうんです。そこでこのMultiLaunherを削除することに。それからeReaderでのクロックダウンを実現させるために、Treo650で導入しているWarpSpeedがこのTreo700pではインストールが拒絶されます。サポート外機種だということです。代わりにDynaClockというのも入れてみようと考えてはみたものの、このReadMeを読むかぎりではTreo機種が正式にはサポートされていないようです。
 あとは何と言っても、ROMクッキングが出来ないこと。これは実に残念です。Treo650はこれにより動作が軽くなってましたし、PalmTXにしてもNuROMで使用しないファイルをバッサリ削除したり出来ちゃいましたんでね。結構不要なソフトなんかが気になったりするものですから、標準ランチャーではApplicationsで非表示にさせています。
 以上がこれまで使用してきてのTreo700pの感想です。まだまだこれからアプリを入れて楽しんで行こうと考えていますし、ちょっと入れてみたいアプリがあるので楽しみたいと思います。